ザイルを使用して、岩壁を下降することを懸垂下降といいます。アプザイレンというドイツ語やラッペルというフランス語も登山用語として浸透しています。ザイルを二つ折りにして支点にかけて行うので、50mのザイルを2本結んで二つ折りにすると50m下降できることになります。
岩登りでは、この懸垂下降は必要不可欠な大事な技術になります。登山道をたどる登山同様、登ることと下ることが必然的に織りなすスポーツだからです。
それは高度感を伴うためスリル満点ですが、ミスを犯すわけにはいきませんので、二重三重にバックアップをとり慎重に行います。